まずはバス路線が多くある渋谷駅へ行ってみた。が、どこも別に行きたい場所があるわけでもなく、強いて選ぶとしたら新橋かなぁ、という程度の理由で新橋行きに乗る事にした。面白そうな場所を見かけたら途中下車して、ブログのネタにしてやるぞ!
週末のビジネス街を走るバスは何という牧歌的な乗り物なんだ。陽気な昼下がりにバスに揺られてたら眠くて眠くて、もう旅なんてどうでもいい気分になって、スリープ状態で新橋駅に到着。ちょうどゆりかもめの駅前についたので、無意識にモノレールに乗り込んだ。
「おやおやtigerさん、もう都バスの旅は終わりですか〜?」とナレーションが流れ出したが、シャットアウトした。行先はお台場。美味しいコーヒーがオレを覚醒させてくれそうな街。
お台場は先日家族で来たばかりの街だ。しかし家族連れではできない、遣り残した事がいっぱいあるのだ。と思考を巡らしていたら、目が冴えて来た。オレが欲しているのはコーヒーではない。マッサージだ! エステワールドお台場へ直行した。
「エステワールド」は、世界のエステ、セラピーのサロンが集結した“美と癒しのテーマパーク”だ。さて、ここでどのタイプのエステにするか悩むところだが、隣の小香港を通って気分は中国だったので、南京気功大推拿へ行ってみることに。全身30分と足30分で手5分おまけというコース。

前半30分はうつ伏せになり、日本語が上手なお姉さんの全身指圧。いきつけのマッサージとは違ったアプローチでオレのボディが癒されていく。「こりゃいいわい」オレは独りごちた。
後半は席を移動してぐったり深くソファーに埋もれた状態での、手のマッサージから。「ちょ、待てよ」とキムタクばりに言いたくなったのは、今度の担当はお兄さんだったのだ。男に手を触られるのはどうよ? そのマッサージが気持ちいい程なおさらキモイという複雑な心境だったが、目を閉じて考えない事にした。
次に足のマッサージ30分、オレは引き続き目を閉じたまま隣の席の会話に耳を傾けた。どうやらラーメン屋のスタッフが休憩で足マッサージを受けてるらしい。はっ、お台場と言えばラーメン国技館じゃないか!
足マッサージでめちゃめちゃ軽くなった足で、即アクアシティのラーメン国技館へ向かう事にした。もうね、オレの好みは博多一択で、博多秀ちゃんラーメンに決定。で、こいういうのは性格上、だいたい全部入りのラーメンの食券を買うのな。

これですね、博多濃厚豚骨秀ちゃんプレミアム。おいしい。スープがこってりと謳ってるがそれ程でもない気がするな。ハマるにはもうちょっと慣れが要るかな。スペリオール「ラーメン発見伝」の大仏顔は出た事にしておこう。
ここで、タイムアップ。そろそろ帰らないと。時間足らなすぎ。このままホテル グランパシフィック LE DAIBAに一泊してもっと遊びたいわい。しかしオレってショッピングモール好きねぇ。ショッピングモールが好きなのと、「ゾンビ」好きなのは関係があるのかもしれない。アメリカ的巨大消費社会の申し子ですから。